マンション管理計画認定制度取得のメリットは?その2
- 茂 中井
- 2022年4月20日
- 読了時間: 2分
先週に、マンション管理計画認定制度のメリットの大半は、
「マンションの資産価値が上がる」=「流通価格(売却価格)が上がる」、
「住宅金融支援機構の借入金利の引き下げがある」というもので、
なんか、不動産業者さんが売りやすくなるメリットではないのか、と書きましたが
仲間のマンション管理士と話をしていた中で、やっぱり「売れるマンションにする
ことはメリット」だなと思いました。
なぜなら、「売れないマンションになってしまうと、住民の高齢化が進み、
死ぬまで住むけど、死んだあとはマンションがどうなっても関係ない」という人が増える。
そうなると、管理状態が悪くなり、マンションを売ろうにも高く売れなくなり、住民の世代交代が
進まなくなる。世代交代が進まないと、「死んだあとは知らない」という高齢者ばかりのマンションに
なる。ますます、売れなくなり値段がどんどんと下がり一定の安値を下回ると逆に年齢的に
賃貸には入れない高齢者が購入し、住民のマンションの高齢化が進み、管理状況を改善しようとしても
どうにもならなくなる(この話は廣田信子さんのブログに詳しく載っています)。
だから、適正な管理を維持しているマンションだとお墨付きを得ることはメリットだと思いますが、
こうした話を管理組合の役員さんにしても、「それがメリット?」と疑問に思われるだろな、と
感じています。
まだ始まったばかりの制度ですのでこれから、答えがでてくるのかもしれません。
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